2017年12月10日日曜日

Fidelity Reviewed Which Investors Did Best....

オッサンMです。


天気予想が的中し、朝からぼた雪が降り続いているNYCからお伝えします。まだ咳が止まりませんので、室内でおとなしくしているには丁度良いのかもしれません。


私の運用成績ばかりの記事では面白くも何ともない(え?ツッコミどころ満載で笑える??)でしょうから、久々に興味深い記事を御紹介します。

Fidelity Reviewed Which Investors Did Best And What They Found Was Hilarious



米国で歴史のある証券会社であるFidelityがある調査をしました。

1993年末から2013年末の20年に渡り、自社の顧客データを利用して彼らの運用成績をレビューしたのです。

色々と解析方法を試みた結果、非常に興味深い教訓が得られました。

この結果を元に、Bloomberg Radioという番組でコメンテーター達が面白おかしく議論をしていました。

O氏;「あのFidelityが、顧客データを利用してどのような人が最も利益を出したのか調査したんだとさ。で、どんな口座が一番だったと思う?」

R氏;「そりゃ、死んでしまった人の口座さ」

O氏;「いや、、でもほとんど正解だな。正解は、Fidelityに口座を持っていることすら忘れてしまった人達の口座だったんだ!」

実は、これまでの様々な研究により同じ結果が導かれていることが知られています。
その理由は、
「「行動バイアスのせいで、一般人は高く買って安く売ることを繰り返してしまうからです。」」




上図を見れば一目瞭然です。
確かにS&P 500は左の方で9%台の好成績ですが、Average investorsは右端の3%弱と完敗です。

「If you want good investment performance, forget you have an account.」


この記事から私が学んだのは、
「せっかく調べて買った銘柄を、安々と売ってはならない。その存在を忘れるくらいが丁度良い」こと。

さらには、「その銘柄に惚れているのなら、株価が下がった時にこそ買い増すことで、Boost効果を期待できる。特に配当銘柄の場合は。」と思います。

2014年の記事ですが、これはいつになっても普遍性があるのではないかと思います。
皆さんも「Buy and Hold」を肝に銘じましょう!

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なお個人的に残念なのは、最右端のJapanが1%で君臨していることです。
「失われた20年」が如実に反映されたデータであることがわかりますよね。金融庁による、国民への金融教育を期待しています(NISAやイデコの拡大を含めて)。





今後も、米国での投資・退職金を取り巻く現状や、私が学んだ投資に関する豆知識などを情報発信していくつもりです。
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