2019年7月28日日曜日

個人を特定して、その投資方法を攻撃するのはいかがなものか

今週も仕事が超多忙につき地獄のような数日間でしたが、無事に終えてホッとしております。リラックスして缶ビールを飲みながらの更新になります。


米国株ブログで最近トップに君臨された方が、ある特定の有名ブロガーを連日批判しているのを皆さんはどう思われますか?

私は全く賛成できません、というか理解できません。

例えるなら、小さな犬が大きな犬に向かって激昂しているようにしか見えません。

まあ、そうすることでクリック数を稼ぐという意味ではプロのブロガー同士なのでしょう。
その大型犬(失礼)も過去に特定の投資家を批判していた経緯はあるものの、彼も大人になったのかその攻撃性は軟化していますよね。私も彼のブログからは沢山のことを学んでいます。

投資家には各々の投資方針があり、歴史的に各種の投資方法も提唱されています。
今はGrowth Stocksが大流行ですが、株式だけでなく債券を混ぜてRecession時のクッション代わりにしたり、Value StocksやDividend StocksをメインにしてVolatilityを軽減する方法や、Index Fundsをメインにして個別株をサテライトとして運用する方法もあります。

もちろん、VOO、IVVやVTI、ITOTに投資していれば米国市場の平均を誰もが享受できますが、それだって年齢やリスク許容度によってBondやREITなどをportfolioに加えて、Stock : Bond = 60:40や80:20 にしたりするわけです。
個人のリスク許容度によって、様々な商品を適宜配分するのは自由であるはずです。

そもそも大型の米国株への長期投資を提唱している時点で王道を行っているものと思われますが、皆さんは上記をどう受け止めておられるのか興味津々です。




先日ランニングしていた時の、写真を一枚。


ダウンタウンにそびえ立つ、One World Center(中央)とOculus(左)です。
911で甚大な損害を受けた地域は、既に再開発がほぼ終了しつつあります。
この辺りは沢山の観光客で常に賑わっていますね。

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今週の動向を報告します。

1)NRZより配当を$165.46、MDTより$83.49を頂き、それぞれ全自動でDRIPされていきました。

手数料の値下げ競争をしている日本の証券会社でも、DRIPを一日でも早く導入して欲しいですね。配当再投資のタイミングや手数料を考える必要がありませんので、Stress freeです。

2)買い出しもありません。仕事に忙殺されておりました。

2017年に株式投資を始めた当初は”常に”株価をチェックしていましたが、それも懐かしい過去になりつつあります。
少しは成長したかな。。

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現状をまとめますと、、

1)No taxで運用できる米国版の退職金の403(b)は$353,488 でした (2009年12月から積み立て開始)。

― 含み益の総額は今となっては不明ですが、給料天引き$19,000、職場からのMatching $12,000、そして配当が年間を通して複利加算されます。
― 2019年より限度額が増えて、合計$19,000を税金控除して入金可能です。

― 米国株、先進国株、新興国株、債券といった各種のIndex Fundsでvery aggressiveに配分しています。

― 403(b)内での年間予想配当は$7,563です。


2)子供用の学費をNo Taxで運用できるNY529 college saving programは$80,146です(元金 $68,000)。

― 2017年初から始めて黒字を維持しています。

― Growth stock index portfolio (80%, 恐らくVTSAX) 、 Mid-cap stock index portfolio (20%)で運用中。
― 夫婦二人で最大$30,000/年の資金投入可能。2019年度分として更に$20,000を追加出資予定。
―$10,000/年の税金控除可能。

3)Health Saving Account (HSA);Cashが$11,324あります。

― 毎月の給料天引き($6,000/年)と、職場からのMatching $1000/年が資金源です。
― 403bと同様に、限度額が増額されました。

いつでも全額を投資可能になりましたが、秋口にでもVTSAXに一括投資します。


4)Vanguard New York Municipal Money Market Fund (VYFXX)に、$40,122あります(元金$40,000)。
このFundの売却益にはTaxを課せられますが、利子に対してはNY residentsのみNO Federal & State Taxです。
Liquidityも高いようなので、将来の資金用として確保しておきます。

5)2017年1月からFidelityで運用する自分年金は$338,316(自分、家内、息子のRoth IRAを含む)でした。

― 2017年初から少しずつ始めて、現在は$35,316の含み益です(+11.66%)。

― 自分年金内での年間予想配当は$15,790 /yr  ($1,316 /month)になりました。
―――――――――― 次の目標は$16,800 /yr  ($1,400 /month)です。


以上、運用総額は$823,396でした(これは上記1―5の総額のみであり、預金や不動産は含まれておりません)。

―合計した年間予想配当は$23,353  ($1,946/month)です。
―――――――次の目標は$24,000  ($2,000 /month)です。

Capital gainには四季のように増減が付き物ですが、ありがたいことにIncome gainは少しずつ増えてゆくばかりです。

不安な時は、未来の配当予想額をボーツと眺めて、さらに経年変化の棒グラフでも作成して、一人静かにニヤニヤして気を紛らわせましょう。自分年金を始めてから3年経過したらやってみるつもりです。

参考までに、自分年金のPortfolioは以下の通りです。

配分上位の3銘柄は今も含み損ですが、逆張り投資で遅い春の訪れを待ちつつ、このまま耐え忍びます。。。


参考までに、下表は総リスク資産の俯瞰図となります。
Index Fundsを本丸にして、個別株をサテライトとして運用しています。


さて、、、と。

懺悔室へようこそ!!

今回も上記の自分年金における、-$1,000以上の含み損を成績順に発表します。

数少ない読者の方々にとって、「他人の不幸は蜜の味」ですよね。
今回も下落幅が大きく拡大したままです。
愚かな奴ww !!!と、笑ってやってください。

でも、数年内にこれらの負け犬が一つずつ含み益へと圏外に消えていく日を密かに夢見ています。Buy and Hold !!!

遠い将来に浮上してくれれば、現在のPaper lossは気になりません。
(成長したな、、オッサンKよ、、、)。

実は下記のワースト上位の企業は、いずれも他社を合併して多額の負債を抱えている点で共通しており、株価低迷の大きな原因を占めています。いわゆるGrowing Painというヤツです。Cash Flowが安定していれば、長期的に見て「良い負債」だと思いますけどね。


ワースト圏外1:Abbie: ABBV -10.8%,  -$872 

買収先のAGNを今のうちに購入して、買収終了後にABBVを格安でGetする方法もあることを最近学びました。
実行する勇気があるかどうかは別ですけどね。
もうすぐ応援買いに出動します。


ワースト圏外2:  AT & T:  T -0.4%,  -$144

あのAT&Tが、グッと株価を上げてきました。
まずは、T-MobileとSprintの合併許可の発表により、価格競争が軽減されてProfit marginが増えるであろうと市場に好感されたようです。

そして先日のQ2決算をもって、予想されていたよりも上々の結果と受け止められたことも株価上昇に寄与しているようです。

来週の配当を待ちましょう。
それをDRIPすれば、圏外からもオサラバできるかもしれません。
「いやー、長い道のりだったなーっ」て、安心するのはまだ早計か。。


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ワースト3位: CVS Health Corporation:  CVS -8.0%,  -$2,675

CVSがAetnaとの合併に関してJudgeからの聴取を受けるとのことで、下落しています。
CVSのFair Valueは$80-96ですから、かなりのUndervaluedです。
CVSは未だに出血大セールの真っ最中です。

買収したAetnaの売上が計上されれば株価はグンと上昇するはずですが、未だ審判の最中であること、増配再開は2021年以降であると既に発表されていることから、あと数年先になりそうです。
もうすぐ応援買いに出動します。


ワースト2位:  British American Tobacco:  BTI -11.6%,  -$4,495

FDAがMenthol味のタバコを禁止するかもしれないこと、MOのJUULへの強い風当たり、世界中の喫煙人口が漸減していくとの予測により下落したままです。
とはいえ、こちらNYCでは喫煙人口が減っているような全く印象はありません。

7月24日にJohnson氏が予想通り首相になり、その時点で相場は荒れると踏んでいたのですが、予想は外れました。どうやら”株価に織り込み済み”という奴だったのかもしれません。
でも10月末にはHard Brexitにより株価低迷の嵐がEUからやってくると思いますが、どうでしょうか?
応援買いに出動するには、もう少し我慢です。
まずは来月の配当を待ちましょう。


ワースト1位:  Vector group:  VGR    -24.1%,   -$1,619

タバコ会社とNYC不動産会社の二足のわらじを履くVGRが依然としてトップに君臨しています。BTIなどと同様に、たばこ会社にはかなりの逆風が吹いています。
Roth IRA内での投資ゆえに損出しもできず、VGRからの配当を自動再投資(DRIP)するだけのDo nothingです。
現在の配当は高すぎて借金により配当を出しているようなBalance Sheetなので、減配の可能性が心配であり応援買いも難しい状況です。

ところが、突然のニュースにより株価がなんと16%も上昇しました。
VGRがS&P Small Cap 600に新規加入されたというのです!
各種のIndex Fundなどによる新規購入により、良い意味での突風に煽られています。
まあ、また下落するかもしれませんけどね。。


どんなに不安定な時期でも、各社から配当金が入り再投資できるのは有り難いものですね。

長期投資を念頭に置き、皆さんも相場から逃げ出さずに喰らいついて行きましょう。


<過去の名言集:各HPへとリンクしてあります>

‐‐ 下記の記事が、埋もれずに人気記事として右上に表示されて欲しいという願いを込めて。
(私の過去の投資成績なんて、ある意味どうでもいいんです。買うだけですから。)


Do nothing is the best way going forward. by Fidelity investments


Don't jump out from your ship! Get invested, stay invested. by J.P.Morgan


Keep investing, no matter how frightened you are !! by John Bogle (故: "Saint Jack") @ Vanguard 


If you want good investment performance, forget you have the account. by Fidelity investments


It's about time in the market not market timing. by Kiplinger


個人投資家1.3万人の調査結果 by 日経新聞


長期投資の鉄則;買った値段は気にしない by 苦瓜達郎 氏

株は上質なギャンブルである by 外山滋比古 氏

今後も、米国での投資・退職金を取り巻く現状や、私が学んだ投資に関する豆知識などを情報発信していきます。

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