2020年6月6日土曜日

2020年6月第1週の運用総額:Historical returns by holding period

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
全米でデモ騒動が起きており、一部で暴徒化するなど緊急事態に陥っていますが、オッサンKの家族は無事にしています。

早いもので、コロナショックにより株式市場が大荒れしてから数ヶ月が経過しました。

私の自分年金(下記)の推移を眺めてみると、三ヶ月前の水準まで回復したことが分かります。
この間に全く売ってませんので「気絶しているだけで含み益に戻った」ということを暗示しています。

保有する一部の銘柄が半値になったり、減配を喰らったりしましたが、Reversion to the meanを実践して急上昇しています。

この間にDo nothing!! と、放ったらかしにした甲斐がありました。

もしこのブログを書いていなかったら、(たこやき太郎さんの書き込みもなかったら)ビビって底値で売ってしまったかもしれません。

有言実行!!と、自分への戒めとしても非常に役に立っています。

(実を言うと、まだまだ下がるのでは?とビビって買えなかった、かつTax支払いの資金繰りのせいで手持ち資金も不足していた、ことを白状します。。)

とはいえ、退職金の方にはガンガン前倒しで給料引き落としをして入金したので、そちらは3ヶ月前よりも良い状態になっています(笑)。

コロナショックの直前で運良く売り抜けた達人も居るようですが、まだ相場に戻りきれていない方も居るはずです。

市場にお金がばら撒かれた状態に付き、ひょっとすると二番底は来ないのかもしれません。

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ここで、久々に投資の勉強資料を提示します。

この図は名著、「A random walk down Wall Street」に掲載してあるものと同じです。

まさに一目瞭然であり、私のお気に入りの一つです。



(J. P. Morgan Asset Management Websiteより引用)

上図は$100,000を1950-2014年にわたって運用した場合の利益率を、株式、債券、そして各々50%ずつ保有した場合について示しています。

緑色のStocksを見ると、一年では+51%から−37%までの大きな振れ幅があることが分かります。

5年後を見ると+28%から−2%となり、下への振れ幅がグッと底上げされています。

つまり、仮に−37%の含み損を抱えても、我慢して5年ほど株式を保持すればかなりの確率で含み損が解消されることを示唆しています。

さらに20年まで保持すると、+18%から+6%に集約するそうです。

まさに、「敵は鏡の中の己にあり」です。

私のような素人は、ゴチャゴチャと売買を繰り返してはいけない、ということの戒めです。

よって、

Do nothing, and buy more when you can !!


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最近の動向を報告します。

1)今週の配当はありません。

2)今週の自主的な買い増しは下記の通りです。

下がり傾向だったAMGNを買い増ししました($3,000弱)。

3)403b, 457b, HSAには給与天引きで自動積立てされています。

今回の下落を受けて、給与天引き額を前倒しで引き上げています。

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現状をまとめますと、、

1)米国版の退職金をNo taxで運用できる、403(b) plan (= 401K)と457(b) planの総額は$421,351 でした (403(b)は2009年12月から、457(b)は2020年2月から積み立て開始)。

― 毎年のように限度額が微増しており、2020年はそれぞれのPlanへ$19,500を給与天引き、かつ税金控除して自動積立てできます( $19,500 x 2 = $39,000 in total)。

― 含み益の総額は今となっては不明ですが、今年から給料天引き$39,000、職場からのMatching $15,000、そして配当が年間を通して複利加算されます。

― 全額をS&P500連動型の米国株のIndex Fundにしています(手数料0.02%のIndex fundへ一本化)。

― 403(b)内での年間予想配当は$12,023です。


2)子供用の学費をNo Taxで運用できるNY529 college saving programは$128,074です(元金 $98,000)。

― 2017年初から徐々に始めました。

403bと同様に、Growth stock index portfolio (100%, U.S. large-cap stocks) で運用しています。

― 夫婦二人で最大 $30,000/年を資金投入可能です($10,000/年の税金控除可能)。

― 2020年度分は$10,000を入金済みです。


3)将来の医療費をNo Taxで運用できるHealth Saving Account (HSA)は、VTSAXとCashを合わせて$18,767あります。

― 毎月の給料天引き($6,100/年)と、職場からのMatching $1,000/年が資金源です。

― 403bと同様に限度額が増額され、2020年は合計$7,100/年を税金控除して入金可能です。

― HSA内での年間予想配当は$318です。

給料から自動引落としで入金される度に、VTSAX (= VTI) $250 x2 / 月の自動買付けを設定しています。


4)Vanguard New York Municipal Money Market Fund (VYFXX)に、$ 25,357あります(元金$25,000)。

このFundの売却益にはTaxを課せられますが、利子に対してはNY州居住者のみNO Federal & State Taxです。

Liquidityも高い(3日で現金化可能)ようなので、緊急資金・息子の大学費用として利用します。


5)2017年1月からFidelityで自ら運用する自分年金は$380,008(自分、家内、息子のRoth IRAを含む)でした。

― 2017年初から少しずつ買い始めて、現在は $ 33,008含み益です( + 9.51 %)。

全く誇れるような成績ではありませんが、コツコツやるのみです。

― 2020年度のIRA contributionとして$12,000を入金済み(=限度額) 。

― 自分年金内での年間予想配当は$17,391 /yr  ($1,449 /month)になりました。
―――――――――― 次の目標は$18,000 /yr  ($1,500 /month)です。


以上、運用総額は$ 973,557でした(これは上記1―5の総額のみであり、預金や不動産は含まれておりません)。

―合計した年間予想配当は$29,732 ($2,478 /month)です。
―――――――次の目標は$30,000  ($2,500 /month)です。

Capital gainには四季のように増減が付き物ですが、ありがたいことにIncome gainは少しずつ増えてゆくばかりです。
3社もの配当カットを経験して、実際には減りましたけど。。

今後も基本的に「放ったらかし」長期投資です。
(配当再投資と買い増しは続けます)。


参考までに、自分年金のPortfolioは以下の通りです。



さて、、、と。

懺悔室へようこそ!!

今回も上記の自分年金における、-$1,000以上の含み損を成績順に発表します。

数少ない読者の方々にとって、「他人の不幸は蜜の味」ですよね。
愚かな奴ww !!!と、笑ってやってください。

もちろん嬉しくはないですが、これも個別株投資の醍醐味 !?ということで。。。


----------------------------- 心理圧迫テストへの境界線?! ------------------------------------------------------

少しずつ負け組が減ってきました!!


7) APTS  $ -1,002    -22.8%  配当を33%カット!!


6)  T  $ - 1,682     -4.5%


5) ET  $ -1,795    -27.8%


4) NRZ $ -2,265    -42.3%:配当を90%カット!


3) EPD  $ -3,739    -18.7%


2) SPG  $ -12,515    -38.9%:Mall再開と客足の戻りを受けて爆上げ!!


1) RDS.B  $ -12,689    -35.8% :配当を66%カット!


皆さんに醜態を晒しながらも、耐えながら配当再投資を続けます。

長期投資を念頭に置き、皆さんも相場から逃げ出さずに喰らいついて行きましょう。

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‐‐ 下記の記事が、埋もれずに人気記事として右上に表示されて欲しいという願いを込めて。


Do nothing is the best way going forward. by Fidelity investments


Don't jump out from your ship! Get invested, stay invested. by J.P.Morgan


Keep investing, no matter how frightened you are !! by John Bogle (故: "Saint Jack") @ Vanguard 


If you want good investment performance, forget you have the account. by Fidelity investments


It's about time in the market not market timing. by Kiplinger


個人投資家1.3万人の調査結果 by 日経新聞


長期投資の鉄則;買った値段は気にしない by 苦瓜達郎 氏

株は上質なギャンブルである by 外山滋比古 氏

今後も、米国での投資・退職金を取り巻く現状や、私が学んだ投資に関する豆知識などを情報発信していきます。

2 件のコメント:

  1. たこ焼き太郎2020年6月8日 15:14

    オッサンK様

    ブログを巡回していましたら、私のハンドルネームが出ていたので思わず投稿させていただきました。
    このところの株価上昇と円安により我が家の米株は少しですがトータルでプラテンとなりました。
    でもその要因は油、タバコ、通信、金融中心の私の高配当銘柄ではなく息子の口座にあるVTIやVGTなどの米インデックス銘柄の回復によるものでした。
    やはり長期投資はインデックスやろか~と、息子にインデックス投資を勧めたことにちょっぴり満足していますが、個人的にはキャピタルゲインよりもRDS-Bの復配を強く願っております。
    でももしもタバコや通信も油のようになったらと考えると気が重いです。
    今年の追加投資や配当再投資は利回りは悪くてもHDVやSPYDのような高配当ETFにしようかな~と弱腰ですし、二番底が来たら絶対インデックスしか買わないでしょうね。
    あははー、愚痴になってしまってすみません。
    オッサンKさんの自虐的な記事も楽しみにしています。
    それではまた~

    たこ焼き太郎

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  2. たこ焼き太郎 様

    プラ転おめでとうございます。確かに高配当銘柄も一旦撃沈しましたが、現在の低金利を受けて遅れ気味で急上昇してきています。油、タバコ、通信、金融のみならず、これまでの下落を補うべく高配当REITも破竹の勢いです。結局、私のような素人には相場を読むことなど到底無理なので、おとなしくBuy and Holdで行きます。手に入れた配当や追加投資先をどこにしようか?と考えるのは、他人からすれば妄想に過ぎませんが、本人にとっては非常に楽しい時間ですよね。株式投資は(他人には大きな声では言えないけど)立派な趣味となりました。今後も謙虚に、かつ自虐的(?)に更新していきます。

    貴殿の投資ライフに幸あれ!!

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