オッサンMです。
あれよあれよとダウ平均は上昇し、いとも簡単に$23,000を突破してしまいましたね。幾つかの投資ブログを徘徊していると、自分の持ち株を売却して次のCorrectionに現金比率を引き上げて備えておられる方が少なくありません。私も株の売買を始めた当初は、そう考えていました。
しかし、私はこういう姿勢に敢えて異を唱えたいと思います。
まずはS&P500 index chartを御覧ください。
S&P500は、2008年の経済危機から素晴らしい右肩上がりの経済成長を遂げていますね。
2017年の米国市場は非常にVolatilityの低い状態で安定しています。首都ワシントンでの混乱、北朝鮮によるミサイル発射、ヒューストンやフロリダへのハリケーンによる大災害にも関わらず、図にあるように上昇気流に乗ったままで推移しています。
多くの投資家らは、米国市場でCorrection(市場調整)がいつやってくるのかと不安を抱えています。もちろん、誰もそれがいつやってくるのかなど、予測しようがありません。
でも、Correctionが定期的に起きることは、これまでの歴史が証明しています。
実際に1920年以降で平均すると、S&P500 Index上で5%のCorrectionが1年に3回も発生してきました。
さらに、10%のCorrectionは年に1回、20%の大きなCorrectionは3年に1回発生してきました。
では最後に5%のCorrectionがいつ起きたのか?それは、2016年の夏でした。これは1990代以降で最も長い間隔になっています。
したがって、次のCorrectionまでの期間は歴史的に見ても非常に短いはずですが、こればかりは誰も予想できません。
ある専門家は、「皆が晴れの日を満喫している間は、雲を探すようにしている」ともコメントしています。
結論として、Recessionはやがて訪れるものの、どのRecessionからも市場が回復することはこれまでの歴史が証明しているので、各人が準備を怠らぬようにすべきである、と締めくくっています。
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さて、この記事から何を学んだのか?
一時的に大打撃を受けたとしても、市場から退場しないようにすれば、また晴れの日々がやって来る。
言い換えれば、慌てふためいて持ち株を売却しないように踏みとどまれば良い。買い増すことができればなお良い。
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